- Overview
- 1. Introduction
- 2. プロトコルの概要
- 3. ドキュメントの構成
-
4. Fundamentals
- 4.1. Names and Addresses
- デバイスのName
- デバイスのAddress
- 4.2. Parameter Group
- 全般
- Parameter Groupの構造とタイプ
- Global Parameter Groupの例
- 特定のParameter Groupの例
- 特殊なParameter Group
- 4.3. Data Management
- Suspect Parameter Number (SPN)
- SLOTの定義
-
5. Network Management
- 5.1. Address Conflict
- ソリューションと設定
- ダイナミックネットワークでの処理
- 6. イントロダクション
- 7. Diagnostics
Network Admission
J1939におけるネットワーク管理の解釈と、通常の自動車環境におけるネットワーク管理の解釈は混在させてはならない。 車載通信におけるネットワーク管理は、バスからの情報を失っている間に、定義またはアイドル状態を認知されたネットワーク、またはサブネットワーク内の各ECUを配置するために使用される。
J1939は、ダイナミックネットワークにおける通信のアクセス制御(ネットワークへの許可)とデバイスのアドレス管理という用語を定義している。 デバイスのアドレスとNameがこの中で重要な役割を果たしている。 (チャプター 「Nameとアドレス」参照).
Address Claiming
J1939ネットワーク管理の最も単純な形式は、起動後実際の通信を開始する前にすべてのECUが送る「Address Claim」である。 「Address Claim」を使用すると、デバイスのNameと事前定義されたデバイスのアドレスをAddress Claim用Parameter Group(PGN:0x00EE00)で送信する。静的ネットワークでは、この動作は主にネットワークトポロジー開示のために使用される。 例として、車両内のリターダーは、診断ツールを用いて迅速に決定できることなどが挙げられる。
Address Conflict
「Address Claim」は、ダイナミックネットワークで使用される。また、ネットワーク管理も発生したすべてのアドレス競合を解決するために使用される。 これらは、例えばECUがネットワークに接続されている時(オペレーションが既に進行中である場合)や、ECUが既にネットワークで使用されている事前定義されたアドレスを使用している時に発生する。 通信において、ネットワーク内のすべてのアドレスがユニークであり、重複してはならないため、競合が起きた場合は解決しなければならない。