ベーシックソフトウェア(BSW)へのインターフェースを持ち定義されているSoftware Component (SWC) はAUTOSARアーキテクチャ要素の1つを形成しています。BSWモジュールはバス通信、メモリー管理、IOアクセス、システムや診断サービスなどの基本的な標準サービスを提供しています。
AUTOSARの別の要素はSWC間ならびにSWCからBSWへの接続を制御するRuntime Environment (RTE) です。
AUTOSARで規定されたVirtual Functional Bus (VFB) がSWCとBSWサービス間の通信の概念的な基礎を表しています。全体の通信がVFBに基づいているので、SWCはECUハードウェアから独立しています。これはプロジェクトとプラットホーム間でのSWCの再利用をサポートします。VFBは各ECUに適切に構成されたBSWと併せ、特別に構成されたRTEを供給する事により特定車両用に実装されます。