どのサプライヤーがベーシックソフトウェアを扱うかはOEMによって変わります。

例えばOEMが特定のソフトウェアサプライヤーからハードウェア非依存部分のベーシックソフトウェアのライセンスを既に取得している場合、サプライヤーはハードウェア依存部分を調達する必要があります。他のケースでは、OEMが目標とするプラットホーム選択用としてサプライヤー向けに完全に事前統合されたベーシックソフトウェアパッケージを無料で提供します。

他のモデルも有り、OEMはベーシックソフトウェアモジュールの機能を指定するだけで、サプライヤーにECUの技術的実装と統合を完全に任せます。サプライヤーは各ソフトウェアサプライヤーからモジュールを入手することが出来ます。購入したモジュールをベーシックソフトウェアパッケージに統合したり、このタスクをソフトウェアサプライヤーに残したり出来ます。

一部の大きなサプライヤーは独自にAUTOSARベーシックソフトウェアを開発し、これらの社内開発ソフトウェアサプライヤーの役割もします。OEMとの共同関係に従い、このソフトウェアの使用に関する特定の交渉が必要になる場合があります。


最終更新日時: 2019年 03月 6日(水曜日) 09:19