Node Adress for Diagnostics (NAD)

ISO Transport Protocolはフレーム・レスポンスの構造と、それに含まれるデータの機能を定義しています。フレーム・レスポンスの最初のバイトは常に-Master Frame ResponseまたはSlave Frame Responseに関わらず-スレーブを構成または診断用の正式なノードアドレス(NAD)-を含みます。

Protocol Control Information (PCI)

フレーム・レスポンスの2バイト目(PCI)は転送モードの情報を提供します。ISO Transport Protocolは非セグメント化データ転送とセグメント化データ転送を定義しています。非セグメント化データ転送は1つのMaster Request Frameと1つのSlave Response Frame(SF)で行われます。例えば、ノード構成に使用されるDiagnostic Requestは非セグメント化ルール通りになります。

フレームタイプ

Diagnostic Dataを送信するのに8データバイトで不十分な場合にセグメント化データ転送が使用されます。この場合、データはセグメント化されて複数フレームに分散されます。この様な連続セグメントの最初のフレームは、後続の全フレームがConsecutive Frame(CF)の間はFirst Frame(FF)と呼ばれます。全体のデータブロックのサイズはFFで表されます。

Service Identifier (SID)

マスターはService Identifier(SID)を使用し、どのDiagnostic Serviceを実行するかスレーブと通信します。Diagnostic Requestの3バイト目は、この用途で用意されます。Slave Response Frameでは、SIDの代わりにRSIDが使用されます。Diagnostic Serviceは次の仕様で記述されています:Node Configuration and Identification。



最終更新日時: 2019年 05月 27日(月曜日) 11:49